退職の準備

【立つ鳥跡を濁さず】仕事を辞めたい時の上手な退職の仕方とは?

年々、仕事を辞めたい・実際に仕事を辞めた、という人が増えています。

厚生労働省が実施した2017年度の雇用動向調査では1年の間に退職したという人が734万5000人、前年と比較しても8万人も増加したというデータがあります。

出典:平成29年雇用動向調査結果の概要平成28年雇用動向調査結果の概要

今このページを開いているあなたも、退職を考えているのではないでしょうか。

こんなときは仕事を辞めた方がいいかも

仕事をしていると、嫌なことや面倒なことはどうしてもあります。

1から10まで幸せな仕事はそう多くはありません。

もちろん我慢も必要です。

しかし、これが長く続くようであれば少し考え直すことも大切です。

仕事に費やす時間は、人生の多くを占めています。

仕事次第で人生が豊かになることもあれば、台無しになってしまうこともあります。

沈んだ気持ちが続く、何も楽しくない

うつ病の前兆、もしくはすでにうつ病になっている可能性があります。

趣味など、これまで楽しめていたことすら楽しくなくなってきたら要注意です。

食欲がなくなってきた場合も、少し気にしてみたほうがいいかもしれません。

とにかく、生きていて楽しくない、幸せを感じないというときは一度立ち止まってみてください。

慢性的に体が痛くなる、疲れやすい

もちろん体にもサインが現れます。

就寝はしているけど翌日疲れが抜けきらない。

肩や首筋、腰が慢性的に痛みを感じる。

頭痛も長く続いている。

こんな場合も仕事が原因かもしれません。

凡ミスが増えた、イライラすることが多くなった

集中力がなくなってきたり、怒りっぽくなってきている場合も要注意です。

仕事のミスが増えて、イライラが止まらなくなりまたミスをする。

そうなる前に、一旦落ち着いてこれからの人生を考えてみてはどうでしょうか。

辞めたいのに辞められないのはなぜ?

生活の変化

仕事を辞めれば、住む環境や職場といった様々な生活の変化があります。

人によっては変化することに不安を感じてしまう人も多いでしょう。

でも、考えてみてください。

生まれてから幼稚園(もしくは保育園など)、小中高と進学をしていき、大学を卒業している人も多いと思います。

学生を終えれば就職して社会人の仲間入りと、これまで幾度となく生活の変化は経験してきたはずです。

最初は戸惑いもあったと思いますが、何日かすれば新しい生活にも慣れ、それを乗り越えてきたからこそ今の自分があるのではないでしょうか。

次の仕事探しが不安というときは、転職サイトなどを見てみるといいでしょう。

自分の現状に当てはめて求人を探すと、実際に転職した場合の具体的なイメージがわきます。

気まずい、引き止められそう

実際に引き止めてくる上司や同僚もいるかもしれません。

いろいろな理由を並べ立てて、退職の意思を折ろうとしてくるかもしれません。

ただ、冷静になって考えてみてください。それは一体誰のために言っているのでしょうか?

「あなたのためを思って」と言われるかもしれません。

果たして本当でしょうか?その人は、あなたの人生に万が一のことがあったとき、命をかけて守ってくれるでしょうか?

あなたを引き止めるのは十中八九自分のため、もしくは会社のためです。

あなたが深刻に考える必要はありません。

職場に迷惑をかけてしまいそう

職場の規模にもよりますが、人が一人抜ければ確かに職場に迷惑がかかることもあるでしょう。

では、それはあなたの責任なのでしょうか?

違います。人手不足はあなたのせいではなく、経営側の責任です。

もちろん、引き継ぎなど退職後ある程度円滑に業務が続けられるようにする必要はありますが、辞めたあとどうなるかまで責任を負う必要はありません。

辞めることは悪いことではない

先日、日本経済団体連合会(いわゆる経団連)の中西宏明会長が、「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです」という発言をしました。

日本は、同じ会社で定年まで働くのが当たり前、という時代を過ごしてきた国です。しかし、今やそれも崩壊してしまいました。

景気は悪化、会社の業績も落ちて、もはや会社が個人を守れるような時代ではありません。

悲しい話ではありますが、働きすぎて過労死をしてしまう人や、厳しい労働環境を苦に自ら命をたってしまう人もいます。

仕事を理由としたうつに悩まされている人も多いです。

では、誰が自分を守ることができるのか?それは他ならぬ自分です。

会社が自分の人生を保証してくれない以上、会社に誠心誠意尽くすことはありません。

たとえ、自分が辞めることで会社が倒産してしまうとしても、それはあなたの責任ではないのです。(そもそも、そんなことはなかなかあり得ません)

うまく辞める方法

基本的には、退職の意向を伝えたら拒否する権利は会社側にはありません。

しかし、あの手この手で認めてくれないことが多々あります。

退職を申し出た人間に対して、キツくあたる上司や同僚もいるかもしれません。

退職を認めてくれさえすればあとはその日まで働けば良いのですが、辞めるその日まで、できるだけ穏便に過ごしたいという人がほとんどだと思います。

伝えるのは上司から

退職の意向は、まずは上司に伝えましょう。どちらにせよ上司に伝えなければ手続きもできませんし、それを後回しにしてはいけないのです。

同僚や近しい先輩、後輩に先に伝えてしまうと、人づてに上司に伝わります。

日本人は、噂で伝わってきたことを厳しく捉える傾向があるそうです。

人からの伝聞で聞いた上司も、「なぜ自分に言ってくれないのか」と思ってしまいます。

上司に伝える前に中のいい人に相談したい、という人もいるかもしれませんが、口の硬い人か会社とは関係のない友人にとどめておくべきです。

辞めたい理由は「前向き」かつ「個人的な」ものに

退職の意向を伝えると、必ずと言っていいほど聞かれるのが辞めたい理由です。

法律的には伝えなくても問題は無いのですが、答えなければ話が穏便に進まないこともあります。

とても厄介ですね。

大事なのは理由の内容ですが、「前向き」かつ「個人的な」理由にしましょう。

もちろん、本音が会社に対する不満などネガティブなものであれば、建前上の理由を考える必要があります。

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上司や同僚、会社に対する不満をあげた場合、人事異動などで対策をされることがあります。

お金の不満をあげれば、賃上げの提案があるかもしれません。

ネガティブな理由を話せば、職場での立場を悪くしてしまうこともあります。

退職するまでの間、キツかった環境がさらにキツくなってしまうかもしれません。

前向き」かつ「個人的な」理由であれば、会社も無理に引き止めることがしづらくなるのです。

例えば、今の職場ではできないやりたいことができた、という理由だとします。

ステップアップというポジティブな理由であれば会社としても引き止めづらく、会社内で対応することも難しいでしょう。

このように、どう伝えたら会社側が引き止めづらくなるか、という理由を考えると退職もスムーズにできるようになります。

退職の意向は1~2ヶ月前に伝える

日本の法律では、退職の意向を伝えてから2週間をもって会社を辞めることができます。

つまり、退職の意向は2週間前に伝えることができれば法的に何も問題はありません。

就業規則によくある、「退職の意向は1ヶ月前に伝えること」といった内容は法的拘束力はないのです。

しかし実際には、仕事の引き継ぎや取引先への挨拶など、退職するにあたってやるべきことがあるはずです。

中途半端にやってしまうと、職場での雰囲気も最悪になります。

退職までの間、2週間最悪な空気の中で働くのか1~2ヶ月我慢して円満に退職するのか

どちらを選ぶかは個人の自由ですが、最後くらい気持ちよく退職したいのであれば余裕をもって退職届を出すことをおすすめします。

どうしても今すぐ辞めたいというときは

1ヶ月どころか2週間も我慢できない今すぐにでも辞めたい、という場合は仕方ありません。

最後の手段である退職代行サービスを利用するのもアリです。

退職代行は、退職の意向を利用者の代わりに会社側に伝えるというサービスです。

業者によっては相談したその日のうちに退職の了承をもらうことも可能で、翌日以降は出勤する必要もありません。

退職成功率は100%とはいかないまでも、ほとんどの場合で成功します。

会社側から訴えられるというのも、現実的な観点からそうそうありません。

もう会社の誰とも話したくない、面と向かって辞めることを伝えられない、というときは退職代行サービスを使ってみてはいかがでしょうか?