ブラック企業・職場

ブラック企業大賞ノミネート・受賞企業と理由のまとめ!2016年版

今年は、有名な広告代理店である電通が悪い意味で話題になりましたね。

昨年末にまだ若い女性社員が、過労死ラインを超える長時間労働や上司からのパワハラを苦に社員寮から飛び降り自殺したことを受けて連日ニュースになりました。

その他にも、学生アルバイトに対して学業がおろそかになってしまうレベルの出勤を強要したり、暴行事件に発展するようなこともありました。

依然なくならないブラック企業ですが、果たして今後こうした悪徳企業はなくなるのでしょうか?

ここに名を連ねている企業や団体や、同じような問題を抱えている企業は要注意です。

ブラック企業大賞これまでに受賞した企業一覧まとめ2012年から続くブラック企業大賞ですが、これまで数々の会社が受賞(?)しました。 どちらかといえばプロパガンダの色合いが強いせい...

大賞 電通

2015年12月、女性社員が自殺したニュースが大きな話題となりました。

電通といえば高給、毎年の新卒就職人気ランキングでも必ず上位になるような超有名企業です。

女性は、亡くなる直前の11月は99時間残業、10月は130時間も残業しており、休日出勤もザラというありさまでした。

利用していたSNSには、業務の厳しさを訴えるような内容や、自殺をほのめかすような書き込みが残されています。

上司からのパワハラも相当なものだったようで、中には寝る間も惜しんで仕事をしているのに「女子力がない」などの心無い発言もあったようです。

殺されても放すな、目的完遂までは……」に代表される鬼十則も話題になりました。

業界賞 ディスグランデ介護株式会社

介護業界は、慢性的な人手不足によって1人の介護士で多くの要介護社の面倒をみなければならない状態が続いています。

ディスグランデもその一つで、2人で10人の利用者の面倒をみなければならない状態が続いていました。

休憩時間もまともに取ることができないにも関わらず、給料からはしっかりと休憩分が差し引かれていたことも問題となっています。

最終的な計算では、未払い賃金は約74万円にものぼりました。

業界賞 プリントパック

プリントパックは、インターネットで申し込み完成した印刷物を配達まで行っている印刷サービス会社です。

2010年3月、新入社員が印刷機に頭部を巻き込まれて死亡するという痛ましい事故が起こりました。

この事故によって起きた業務の過失を、同社ホームページ内で「機械の不具合」と記載するなど、人命を軽く扱うような態度も明らかになっています。

さらに、労働組合に加入した社員を配置転換したり昇給差別ボーナスを支給しないなどの不当な扱いをしていたことも明らかになりました。

ブラックバイト賞 DWE JAPAN

DWE JAPANは、しゃぶしゃぶ温野菜などを運営している会社です。

ブラック企業で真っ先に思い浮かぶ業界として、飲食はもはや鉄板中の鉄板ですよね。

しゃぶしゃぶ温野菜で働いていた学生アルバイトの男性は、4ヶ月連続で勤務させたり、20万円以上の自腹購入を強いらました。

これを理由に男性は退職を申し出たところ、「懲戒解雇にする」「店が潰れたら4000万円の損害賠償をする」と言われ断念しなければならない状況に陥りました。

これだけでもひどい話なのですが、当時の店長から暴言や脅迫を受けたり、その店長の旦那だったアルバイトから暴行も受けたりもしています。

最終的に会社側と和解は成立して男性に対して慰謝料の支払いと謝罪、店長と暴行をしたアルバイトは逮捕されています。

これに関しては会社というかこの店長夫婦がクズって感じですね。

特別賞 日本郵便(ウェブ投票賞も同時受賞)

2011年12月、当時40代だった男性従業員が心疾患で死亡するという事件が起きています。

男性は6月ごろからうつ病で休職していましたが、亡くなった日は販売用の年賀状を受け取るために郵便局に訪れていたとのことです。

うつ病になったのは、上司からのパワハラを受けたことによるストレスが原因でした。

裁判所は、男性が亡くなったこととパワハラの因果関係に関しては認められませんでしたが、うつ病発症との因果関係は認めて330万円の支払いを命じています。

この他にも、2016年10月には部下からのいじめが原因とみられるうつ病を発症し課長が自殺、2010年には過重なストレスが原因で50代の男性が自殺していました。

その他ノミネート企業

株式会社エイジス

スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどを顧客とした棚卸し代行業者です。

2016年5月、4カ所の営業所で違法な長時間労働を行っていたとして、千葉労働局から是正勧告を受けました。

63人の従業員が月100時間以上の残業しており、最大で197時間にものぼるケースもあったとのことです。

ドン・キホーテ

違法な長時間労働をさせていたとして、支店長や店長ら8人が書類送検されました。

もともと、時間外労働を認可させるために36協定を締結していましたが、決めていた上限は3ヶ月で120時間までです。

しかし実際には、最大で415時間以上も時間外労働をさせていたことが明らかになりました。

36協定は、事前に労働者と会社の間で取り決めをした上で労働基準監督署に届け出ることで、時間外労働や休日出勤を例外的に認められています。

しかし、無限に働かせることはもちろんできず、定められた時間を越えれば違法です。

関西電力

2016年4月に、高浜原発の運転を延長させるため審査の対策をしていた男性社員が自殺しました。

2016年1月の残業時間が100時間を超え、翌月は200時間を超えており、敦賀労働基準監督署が過労が原因だったとして労災と認定しました。

男性は、労働基準法における管理監督者という扱いを受けていて、労働時間に制限を設けられていなかったようです。

男性が自殺した日は、高浜原発の審査が通った日でした。
新しい仕事が入ってくることに絶望してしまったのかもしれませんね。

佐川急便

2011年12月に、仙台の店舗で経理などを担当していた男性社員がうつの診断を受けたのちに自殺しました。

自殺の直前には、なんとエアガンで打たれたり唾を吐きかけられるなどの暴行を受けていたようです。

仕事云々の前にただのイジメですよね。。。

2012年2月に遺族が労働基準監督署に労災を申請しますが、12月に不支給処分となりました。

仙台地裁に裁判を起こし、最終的に労働基準監督署の決定は誤りだったとして、自殺は労災と認定されています。

サトレストランシステムズ

和食さとなどの飲食店を経営している会社です。

2008年4月から2015年11月までの期間で長時間労働や残業代の支払いに問題があったとして、全国の労働基準監督署から18回も指導を受けています。

しかし一向に改善されなかったことを受けて、2015年12月に大阪労働局の過重労働撲滅特別対策班(かとく)が強制捜査に入ることとなりました。

それ以外にも、36協定を大きく超える時間外労働をやっているなどの問題も明らかになり、法人と関係者5人が書類送検されています。

宗教法人 仁和寺

企業ではなく、お寺でもブラックな職場というものあるようです。

2013年、境内にある宿坊の元料理長男性が長時間労働により精神疾患発症したとして、寺院を相手取り訴訟を起こしました。

男性は、2011年春ごろからほぼ140時間以上、多い月で240時間以上にものぼる残業を強いられていたようです。

お寺って何のためにあるんでしょうか、、、
これも精神修行の一環だったんですかね。